CAD レイヤを理解しよう!その2
CADレイヤの概念は、1つのレイヤは1枚のトレーシングペーパーと考えてい ただければ分かりやすいと思います。 建築設計図の場合は第1のレイヤには基準線、第2のレイヤには躯体線とい った具合に分けて描いていくと、たとえば1階の平面図のデータから必要なレ イヤのみを取り出して2階の平面図を作図するというふうに使うと非常に便利 で、しかも時間短縮につながります。 このレイヤの概念を知らないと、作図に時間がかかるだけでなく、そのデータを 人と共有したり、やり取りする場合に折角のデータが場合によっては紙でもら ったデータ程度にしかなりません! 描きあげた図面をプリントアウトしてみると、線の太さがバラバラであったり、 破線のピッチが気にいらなかったりします。 ここでもレイヤ管理がしっかり出来ている図面とそうでない図面とでは、修正に かかる時間が全然違ってきます。 これからCADをはじめる方や初心者の方はしっかりそのあたりを理解してから 作図することをお勧めします。